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「いっけね。今、九時だ。つうか、入学式明日だったのか……」
校門まで来て、高校生という高校生を一人さえ見なかったが、間違ってたのはミドルの方だった。
校門の前に身を投げて、ミドルは息を整えていた。
すると、凄い砂ぼこりと足音が響いた。
「セーフ!」
「入学式は明日だよ、バーカ」
すかさず、ミドルは口を出した。
「なるほど。だから、高校生という高校生を一人さ「さっき言った!」」
ミドルは蹴りかかった。
海賊船に乗る海のコックも驚きの威力。
蹴られた高校生は校門にぶつかって静止した。
…………。
「朝から酷いや、ミドル」
「ぎゃーぎゃーうるせぇ!」
「ぎゃーぎゃーしてないよーっ」
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