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「良し、そろそろ出向くとしよう」
鞄と長剣を持って、ミドルは家を後にした。
「行ってきマンモス……」
一人門をくぐる。
「入学式だろ。誰か出迎えろし」
教師はミドルを迎えたくないだろ、きっと。
門を入って正面に位置する、体育館にのこのこ近寄り、ドアを一気に開け放った。
「誰も居ないのかよ。……出迎えろよ」
体育館の壁にクラスの割り当てを見つけたミドルは、
「今年もあの二人か……」
ミドルは、呆れつつ、足を亀のようなスピードで運んでいった。
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