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「どうしたんですか?ナツならいつも通りじゃないですか」
体育館へ向かいながら話しかける。
振り向いてもナツは追い掛けて来ない
嫌われたって思ってんでしょう?
安心して下さい、違いますから。
そうだったらよかった、なんて思ってしまう自分は本当に嫌だけれど。
「分かってる…なっちゃんは何もしてないのに俺…」
「無理に話さなくて良いですよ」
サラサラの髪を優しく撫でてそれ以上話さなかった。
自覚しないようにと
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