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そして目を大きく見開く ああ、気付いたのか。 出来れば気付かず仲良く三人でやっていけたら良かったのに。 お前が気付いちゃったら仲良しは出来なくなるだろ 僕は複雑な心境でフイッと視線を外す。 壇上に視線をやれば春ちゃんが僕を見ていた。 ずっと僕を見ていてくれるわけじゃないのに、その微笑みはズルイですよ 振り向かせる自信がない よき理解者程度でしかない 分かってる 自分の立場は理解してる それでも、人間って欲張りなものなんです .
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