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「あっ!まっ…」
ドキドキドキ
何でなっちゃんを見れないんだ?
いつもの笑顔だった
待って、とそう言えなかったなっちゃんの声を背中で受けて俺は生徒代表の原稿片手にアキと連れだって教室を後にした。
アキはただ黙ってついてきてくれていた
廊下を歩く足が重い。
いつもの元気な声が聞こえない
追い掛けてくる足音も聞こえてこない
俺が居なくても友達沢山いるもんな
自分の事でいっぱいいっぱいだった俺は、こんな俺の行動が二人をどれだけ傷付けたかなんて、考える余裕もないまま体育館へ足を踏み入れた
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