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来てくれなかったな ため息をつく 足音は聞こえた気がしたのに もう式は始まっていた 「僕だけじゃ不満ですか?」 「そんなこと…っ」 声を上げそうになって、シーッとアキが唇に人指し指をあてる。 気にかけて色々話してくれてたのに、何してるんだろうな、俺は そんな俺を呆れたような心配そうな表情で見てくるアキ。 「最後尾に…」 「駄目なんだ…」 居るだろう。 式に出ないって事はなっちゃんの性格からしてない。 なら俺から距離を取っているはずだ。 この変なドキドキが何か分からなくて 心乱されてしまうから .
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