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「緋井、そろそろこっちに来い」 「…は、はい」 落ち着かない。 どうしよう、ミスしてしまうかも 「珍しいな、緊張か?」 笑い事じゃない。 今話してる来賓の話が終われば俺の番なのだ アキの心配そうな視線に送られ俺は順番を待つ 一緒に。 ずっと、一緒に… 壊したのは、俺? 「生徒代表、緋井春斗」 深呼吸ひとつ 「はい。」 考えを全て振り払う 去年はグダグダにしちゃったから、ゆっくり読もう 俺はマイクの前で緊張からアキを見つめてから口を開いた .
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