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俺は、アキが伝えたかった事が分からないまま
側に居てくれるアキの優しさに甘えて
クラスに春ちゃんの存在を確かに感じながら
この苦しくて
切ない気持ちを胸の奥に封印しようとした
「アキ…？」
「はい？」
体育でストレッチをしながら声を掛ける
「アキは側にいるよな？」
いつからこんな弱い言葉を言うようになったんだろう。
情けなくなるが本音だ
「居ますよ。」
短い返事
アキの優しさ。
「ヘタレって言うかと思った」
「今更でしょ」
これも、優しさだと思いたい
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