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「返事、待ってます」 手が離されたのをよしとして俺は駆け出していた。 部屋に飛び込んで鍵をかける。 散らかった参考書や本を跨いでベッドに倒れ込んだ すき。 もしもこんなに悩めるのが恋のせいなら、俺はアキの想いに応える事が出来ないじゃないか 「ましてや、嫌われてるのに」 どれだけ口をきいてないだろう? 想いを伝える事も怖い やっと知ったドキドキの理由も何の役にも立たない それなら ずっと側に居てくれたアキに… いい返事をしてしまおうか? .
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