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昇は5人に魔力の膜を作ると浮かび上がらせる。
「おお!」
「浮かんだ!」
「え?」
「何で?」
「ひえ!」
昇はそのまま5人を連れて上空に上がり木の茂みを潜り木が枝分かれした又の部分まで全員を引き上げる。
そこはちょうど苔が生えて居心地の良さそうな場所になっており周囲は葉に囲まれ上空もうっそうと茂っており少しくらいの雨では濡れそうにはなかった。
「此処なら安全だろう?」
昇の言葉に皆騒ぐ。
「それよりもお前。今何やったんだよ!」
「どうやって俺達を?」
「教えろよ!」
昇は頭を掻き苦笑すると言う。
「俺さあ。本当は全属性持ちなんだよな。」
全員が驚愕の声を上げる。
「「「「「ええ?」」」」」
「まれに居るじゃん。全属性の使える奴って。」
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