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ﾐｶｴﾙは転移したと同時に封印を外し力を解放していた。
背中に真っ白な翼があった。
素早く移動をすると目の前の大きな扉を開く。
そこには６人の天使達がいた。
「遅かったな。ﾐｶｴﾙ。」
茶色のﾌﾜﾌﾌﾜした髪を触りながら緑の瞳のｵﾙﾌｪが言う。
「何をしてたんだ？」
長い金の髪を何故かﾋﾟﾝｸのﾘﾎﾞﾝで結んだｶﾞﾌﾞﾘｴﾙが紅い瞳で言う。
ﾐｶｴﾙは扉を閉めて足早に皆の居る場所に近寄りながら言う。
「いや。ちょっと気になる事があったので遅れた。」
ﾐｶｴﾙの言葉に皆注目する。
「気になる事？」
可愛い表情で青い瞳を瞬かせて首を傾げるｾﾗﾌｨﾑ。
ﾐｶｴﾙは頷いて言う。
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