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昇は手で顔を覆った。
チャムチャは混乱した様子で言う。
「ねえねえ。どういう事なの?」
昇は大きく息を吐いて言う。
「あー。失敗した。」
クスクス笑いながらロックが言う。
「俺達が居たから油断したんじゃね?」
「かもなあ。」
昇はそう言って眼鏡を外すと鬘も外した。
長い銀髪がサラリ・・・・と流れ落ちる。
「え?銀髪?」
昇は苦笑して言う。
「俺の名はノボル・ソリューシアじゃなくて、蒼流昇・・・・・神王だ。」
「え?」
呆然とするチャムチャ。
「全然らしくねえよな?俺達と何処が違うんだよって感じだろ?」
笑いながら言うサンダースにチャムチャは驚いた表情で言う。
「な!まさか!知ってたの?」
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