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「ええ?そうなんだ?凄いねえ。判るの?ミカ。」
ミカエルは大きく息を吐いて言う。
「闇の匂いがするから判る。」
「闇の匂い?」
ミカエルは苦笑して言う。
「私の一族は闇の匂いに敏感なんだ。」
感心したような表情でチャムチャは言う。
「凄いねえ。僕全然判んないや。
まあ。人間でないってのは匂いで判るけど・・・・・・・」
その言葉に苦笑するミカエル。
「お前らしいな。その台詞は。」
ミカエルの言葉にチャムチャは頬を染める。
「そう?」
ミカエルが楽しそうに笑う。
「お前は可愛いな。ノボルが気に入るのが判る気がする。」
その途端チャムチャは顔をまっかにした。
「ミカ!」
その様子にミカエルは大笑いした。
その夜2人はディノスの用意してくれた食事を取り早めに休んだ。
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