魔武器と召喚

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昇は何時もよりも早い時間に眼を覚ました。 大きく息を吐きゆっくりと起き上がる。 「ったく加減しろって言ったのにあいつは。」 ベッドから降りて肩や首を回してコリを解す。 それから強力な結界を張り床に胡座をかいて座ると眼を閉じて集中する。 神力を練り上げ纏う。 今までのような頻度で使用していないのでかなり濃度も密度も濃い物になっていた。 昇はそれをファニーに送り込む。 元々は1つの者だったと気づいてからは何処か奥底で繋がっているのを感じていた。 だからなのかこうして神力を送ってやる事も出来るようになっていた。 こうしてやれば彼女の負担も減り楽に仕事が出来るのだから言う事なかった。 暫くかなりの量の神力を送り込み俺は神力を封じた。 そして結界を外して立ち上がり部屋から出ると朝食の用意をした。
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