棘の道の袋小路

【患い】　　　想い　　重い､鉛のような酸素は口からごろりと落ちるばかりで､何度と吐き落とした呼吸は　　三度目に微かに入り込む程度｡　湿気を帯びた呼吸はクリームのように甘く感じられたが　渇いた喉に張り付いて　一層の苦しさが全身を覆う　　　心臓の不整脈　　　胃の伸縮　　　　僕の胸が　　　　虚ろなまま停止した｡ image=60442348.jpg

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