保釈

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それでも塀の中に閉じ込められている連中からすれば それでもいいから外に出たい。 家に帰りたい。 うまい飯が食いたい。 となるらしい。 だからそのために一時的にとはいえ大金を支払う。 この保釈金と呼ばれるお金は保釈を申請した人の年収で決まる。 年収が多いほど保釈金も高くなるという訳だ。 最低でも50万。 それすら払えない人は残念ながら 判決が下るまで塀の中だ。 ちなみに保釈金はきちんと決められた日に裁判所に出頭すれば返ってくる。 被告が逃げたりしないようにするための、本当に人質のような役割をしている。 もちろん逃走すればどんなに大金を積んでいようが、問答無用で全額没収だ。
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