視線を向けてよ!

3/5
761人が本棚に入れています
本棚に追加
/108ページ
「ねぇー古谷これさぁ」 同じクラスの伊都口 和(イトグチカズ)が古谷に話しかけてきた 「あぁーこれか!物凄くいいよな」 話がかなりはずんできている なんかイライラ 「でさ…このキャラが」 「だよなぁ~」 ガバッ! 「俺は~飛ぶー!!」 「何言ってんだよいきなり愛斗」 「あはは~頑張れ」 君に見てほしくて俺は変な発言をした チラリと古谷の方を見るとイト君と楽しそうに何か見てる 「うぅ"…古谷のバカやろう!!」 俺がそう言うと古谷はビックリしたような顔をして俺を見た 「な"…なんだよいきなり。人に馬鹿っていっちゃいけねぇーんだぞ」 そう言い終わると古谷はイト君の方に視線を戻した どうして、俺を少ししか見てくれねぇんだよ 「知るか!古谷なんか知るか」 俺は近くにいた王之 優里(オウノユウリ)に抱きついた 「んな!僕だって愛ちゃんなんか知るか」 そう言うと 古谷は体ごと、俺に後ろを向けた 。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!