昨日は何も無かったですよね?

5/9
前へ
/12ページ
次へ
四つ這いになって近づく少女。 白い素肌に紅い目、腰までの金髪。 そして… 「…鎖?」 少女の鎖骨から胸元には小さな鎖の形をした刺青があった。 これだけで彼女が何者なのか言わなくてもわかる。 この鎖は魔術によるものだ。 「そう鎖、君はなんでこれがついてるか知ってる?」 首を横に振る。 「そう…まぁ今は関係ないか。」 「あの…昨日は一体何が…?」 「ごちそうさまでした」 「だから何が?」 「いや、その…てへっ」 『てへっ』ってあなた…まさか…
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加