小包

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黒影家… 葵「お兄ちゃん! 明けましておめでとう! 今年も、よろしくね♪」 恭真「明けましておめでとう。 今年も、よろしくな!」 二人が新年の挨拶をしていると… ピンポーン♪ 新年最初のドアホーンの音が鳴り響いた。 葵「こんな時間に誰だろうね?」 恭真「もしかしたら、新年の挨拶に誰か来たのかもな。俺が出てくるよ。」 葵「あっ!私も!」 恭真「はあ…。」 葵「どうしたの…?」 恭真「なんでもない。 出るなら、出ようぜ。」 葵「うん♪」 二人で玄関へと向かい。 訪問者を確認する。 恭真「どちら様ですか?」 「こんばんは!夜分遅くに申し訳ありません。こちら、黒影様のお宅で、間違いないでしょうか?」 葵「お兄ちゃん、誰が来たの…?」 恭真「宅配業者らしい。」 葵「新年早々お仕事なんて、業者さんも大変だね…。」 恭真「そうだな…。」 宅配業者「あの~…。」 恭真「あっ、すみません…。確かに家は、黒影です。」 宅配業者「では、こちらの受け取り用紙にお二人の御記入をお願いします。」 恭真「二人?えっと…」 宅配業者「葵様と恭真様宛ての小包なんです。なので、お二人の御記入をお願いします。」 葵「えっ!私にも、来てるの?」 恭真「そうみたいだ。」 葵「ちょっと待ってて、今、書く物持ってくるから。」 葵が書く物を取りに行こうとすると… 宅配業者「こちらで、用意した物が有るので、大丈夫ですよ。」
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