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「ふん!子分共じゃ、相手にならねえみてぇだからな…!俺が直々に痛めつけてやる!覚悟しやがれ!」
「お前は、強いのか?」
「強いかどうか…身をもって知りやがれ!」
「ふ~ん。なら、懸かってきなよ?」
「嘗めやがって!ぶっ殺してやる!」
不良の頭の拳が助けに来た青年に襲いかかる。
「…‥…‥…‥…。」
「どうだ!思い知ったか!」
すると…青年は、小声で、言葉を返した。
「…の…ど…か…」
「はあ?何、言ってやがるんだ?」
「この程度かって…、言ってんだよ!!」
青年の拳が不良の頭の腹を打ち抜いた。
「うっ…ぐはっ…!!てっ…てめぇ!やりやがったな!!」
「まだ、懲りないのか?」
「なんだと…!?」
「これ以上、やり合っても…お前達が怪我するだけだ…。怪我する前に…とっとと、消えろ!」
「てめぇ!どこまでも、俺達の事を馬鹿にしやがって…!」
「…!危ない!」
「こらっ!黙ってろ!」
「…!?」
青年は、捕まっている少女の声を聞き後ろを振り返る…。
「相手は、一人じゃねぇんだよ!」
「おっと!危ないな!」
「何っ…!?」
「不意打ちを狙うなんて卑怯な奴だ…失せろ!」
不意打ちを狙った子分が殴り飛ばされる。
「ぐわぁぁぁ…!!」
「あんなのに勝てる訳ねぇ…。にっ…逃げろ!」
「うわぁ!逃げろ!」
一人の子分が逃げ出すと次から次へと他の子分も逃げ出した。
「…!?おい!逃げんな!
相手は一人…」
「やめとけ…。続けるだけ無駄だ…。」
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