秋風の記憶

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 集め続けた小さな葉っぱ達の  綺麗な物だけを選りすぐって  哀しみの上に散りばめてみた  0で時計の秒針を止めたまま  脳髄は記憶色で淡くぼかした  君はまるで僕達の子供みたい  オリジナルの陳腐な子守歌と  草むらの匂いに抱かれて眠る   ―あきかぜのきおく―  
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