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「ん゛…。なんだ、まだ7時か。もっかい寝よ。」
俺の名前は、高木遊弥。
南側高校2年生。
周りからは、不良って言われる。
『遊弥ー?起きなさいよー、晴斗君が迎えに来てるわよ?』
「……………!?」
晴斗は、俺の悪友。
小さいときから、ずっと一緒。
いわゆる腐れ縁ってやつ?
「よー、遊弥!相変わらず、寝起き顔だなー」
「っせぇな!ほっとけ!」
そんな馬鹿な話をしながら
学校に向かう俺たち。
「なー、遊弥?」
「あー?んだよ、晴斗。」
「俺さー、餡パン食いてえんだよ。」
「…自分で買って食ってろ;」
今日の空は、真っ青な空で気分が良くなるような空の色だった。
南側高校は、不良が溜まってる雰囲気悪ぃ学校。
して、他校が矢鱈と乗り込んでくる。
「お、おい!遊弥!彼奴っ!」
「あー?って…彼奴!」
彼奴ってのは、海側高の橋本卓弥。
海側高の不良リーダー。
矢鱈、俺と晴斗に絡んでくる。
「遊弥ーっ!今日こそ、白黒ハッキリしようじゃねーかぁっ!」
「朝からうるせーよ;朝ぐらい静かにしろ!」
「んだと、バカヤロー!」
「なんだと、コノヤロー!」
俺と卓弥は、睨み合う。
因に、晴斗は相変わらず笑ってやがる。
「卓弥。白黒ハッキリすんのはいいが…今日も俺に負けるぜ?」
「負けるわけねーだろ!怒るぞバカヤロー!」
「遊弥!卓弥!喧嘩なんか朝からやめようぜ?」
「「ん…、そうだな。」」
俺と卓弥は、声を揃えて行った。
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