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智衣をくっつけたまま一階のリビングに下りると、テーブルには既に朝食が置いてあった。
「おう、おはよう。結輝、智衣」
今俺達に挨拶したのは、俺達の父親の新島 智輝。
父親とは言うものの、外見は二十代の後半ぐらいにしか見えない。
父さんは先にテーブルに着いて、ご飯を食べていた。
……母さんを膝の上に乗せながら。
「……トモ、トモ……」
「ほら結衣、あーん」
「……あーん♪」
そして今、満面の笑みを浮かべながら父さんの膝の上であーんをしてもらいながら朝食を食べているのが、母親の新島 結衣。
驚くなかれ、この母親身長が138cmしかない。
しかもスーパー童顔の未発達体型。
どっからどう見ても母親には見えない。
母さんは実は智衣の双子の姉だと言われても納得できる。
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