Encounter

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―――――――― 『~~~♪♪』 とまぁ、下校してるのだが、佳菜が異様にご機嫌だ。テストがよかったのか? 『テスト、うまくいったのか?』 『!!』 僕がテストの話を出した途端佳菜が固まってしまった。やっぱり悪かったようだ。ならなんで上機嫌だったのだろうか?幼なじみではあるがいまだによく分からない奴だ。 『ニャ―』 固まった佳菜の前に三毛猫が現れた。これはマズいことになった。 『あ!猫だ―』 なにがマズいのかって? それは、佳菜は無類の猫好きだからだ。 しかも一度猫を見つけると見失うまで追いかける悪い癖がある。 全く、何度道に迷った佳菜を家まで送り届けた事か。 『待って―猫さ―ん!』 そうこう考えているうちに佳菜が猫を追いかけ始めた。仕方がないので僕は溜め息を一つついて佳菜が諦めるまでついていった。 全く、手が掛かることだ。
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