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一方、アルフライラ駐屯地…クラリス一行
「また…ここか…」
未来都市へは通常水上列車かマガタを使って移動するが…
水上列車が修理中で動かない。
だからマガタを用いなくてはならないのだが。
このマガタ、動力源がない。動力源は黄泉駆動品を混合する事で精製されるが…。
その黄泉のかけらが手に入るのが、先ほどの次元の狭間から徒歩30分の場所。
闇の宮殿と呼ばれる大きな大きな宮殿。
「まさか…鉢合わせしないわよね…」
その宮殿は巨大な外観とはうらはらに、近くに人の気配がまるでしない。
あれだけ多くのゴブリンチャレンジャーがいる近辺から僅か30分程度だと言うのに…。
話によると、闇の宮殿はお目当てになる物が無いため、誰も近づかないようだ。
また近付いた者は戻って来ないという。
「さて、みんな…準備OK?」
ロリアンが訪ねる。
「ラキ、行けるか?」
<いつでもいいわよ>
残り二人もこっくりと頷く。
「じゃあ行くわよ‼」
こうして俺達は闇の宮殿に突入した。
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