沖田総司

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はぁ…と一つ溜め息をつく。 「彩乃さん。決して此処を動かないで下さい。奴等の狙いは私です。」 そう言い残して外に出る。 しかし、困りましたね… 浪士の数が今日は四人に増えてます… 最初にかかってきた浪士を袈裟懸けに斬る。 次は急所を一突き。 残りは二人… しばし睨み合いが続く。 ゴホッ! …こんな時に!? 込み上げる咳。 ゴホッゴホッ! その間飛びかかってきた一人をなんとか斬ったが、咳は止まらない。 それどころか、激しさを増す一方だ。 このままではまずい! 集中が途切れ片膝をついた瞬間、最後の一人が斬り掛かってくる… 殺られるっ…!!! 「…総司さんっっ!!!」
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