‐如月 由香‐

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あれは昨晩のこと。 ―――――――――――――――― 宇宙人の襲来!? バカじゃないの…! 人間が敵うわけ…ないじゃない…… 私、死ぬのかな? 夜の街を歩いていると、近くの電工掲示板に 〔未確認生命物体の襲撃により、軍は壊滅。未確認生命物体に注意して下さい。なお、出会った時はクナイト――〕 やっぱり、負けちゃったんだ… 私これからどうしよう… その瞬間、誰かの悲鳴が聞こえた。 それを引き金に、そこにいた人達が一緒になって逃げていく。 突然の出来事に足が動かなかった。 「お兄ちゃーん!お兄ちゃーん!」 走ってる人達に揉まれて、迷子になってしまったのだろう。 小学低学年くらいの小さな女の子が兄を探して叫んでいた。 由香「だ、大丈夫?」 やっと足が動いた。 走ってる人をかわしながら、その子に近づき、話しかける。
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