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だけどそういきなりのことに対応はできない。
足はガクガク震えるし、肩も上がってしまっている。
早く撃たなきゃ…早く…
この子を守らなきゃ…
撃つんだ私!撃つの!
「あ、お兄ちゃん!」
「おっ、彩子!」
目をチラリとやると、高校の制服を来た男子が近づいてくる。
兄を見つけた喜びから一気に駆け出してしまう女の子。
由香「あっダメッ!!」
〔グォォ――!!〕
「きゃぁっ!!」
爪でやられた。
私が…あの時撃たなかったから……
私が……
「彩子――――!!くそぉ――!!!」
ビュン――…
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