‐野上 ソラ‐

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「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」 夕方、崩れた街の中を走りながら後ろを振り向く。 まだ追って来てる。 くそぉ… なんで俺がこんな目に… 〔グァシャァァァー!!〕 奇怪な叫び声をあげながら、奴は追ってくる 深い青色の透き通った体。 体の中の臓器が丸見えになっている。 そこはクリオネみたいな感じ。 長く伸びた腕。 見た感じ、2mくらいあるんじゃないかと思う。 そして足は極端に短く、カエルのようにピョンピョン跳ねながら近づいてくる。 次は顔。 目はほとんどないに等しい。 一応、機能しているのかも分からない米粒のような目(?)がついてる。 鼻・耳はなく、口は大きく裂けている。
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