憂鬱な新学期

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「ハァ、ハァ… ハァ!!もうダメだ。あぁ!!」 ガラララ― なんでこんなに息が荒いかって? 諸君のみんな、いやらしいことをしてるわけじゃないぜ? そう。オレの50m先で校門が閉まってしまった。 「先生!御慈悲を!!」 「ダメだ。遅刻は遅刻。裏から回るんだな。」 (鬼だ…コイツらは人の皮をかぶった鬼だ!!) 村さんは心の中で声を張り上げて叫んだ。 ガララ― 「おはようございます。」 「村上~。もう授業始まってるぞ。早く席に座れ。」 「はい…。」 (くっ…周りの視線が痛いぜ…。)
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