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『あーあの熱血先生め!』
あの後、玄関で言い争ってると仕事から母さんが帰ってきて結局バレて、説教をくらった。
その時間約3時間
4時が7時ですよ?
何とか親の説教から逃れた俺は部屋に戻り倒れこむようにベットに横に成った。
『当分、学校行かないと機嫌がやばそうだな…』
なぜ学校行かないのが良くて授業をサボるのがいけないのか俺には良く分からない。
『はーダリ…』
俺はうつ伏せの状態から寝返りをうって仰向けになると
弱い揺れが俺を襲った。
『地震!?』
俺は勢い良く起き上がり、地震が止まるのを待つ。
揺れはそこまで大きくないがしばらく揺れは止まらなかった。
そして地震はしばらくすると何事も無かったようにピタリと止まった。
『止まった?…』
俺が唖然としていると慌しい足音共に兄貴が勢い良く部屋に入ってきた。
「拓也!!」
『な、何だよ…』
兄貴は何処か慌てていたが俺の姿を見て落ち着きを取り戻した。
「…いや…なんでもない…」
兄貴はそのまま部屋を出て行った。
『意味分かんねー…』
俺はこの時、この地震の意味を知るよちも無かった。
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