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…知ってるんだな?
「…知らない…甘い考えは捨てろ…」
顔を背けるもう一人の俺に俺は言う。
もし、翔が俺らの敵になるようなことがあっても俺はあいつを一人なんかにしない。
俺の言葉にもう一人の俺は顔を戻す。
「…それは敵になるということか?」
鬼の見方に成る気はない。
あいつを連れて逃げる。
「ガーディアンが見方にいなくても…か?」
あいつの同意が得られなくても…
仕方ないと思う…
俺はそれで流星を攻めたりはしない
「そこまでする必要があるやつなのか?」
もう一人の俺の質問に俺は微笑む。
あぁ…あの馬鹿は唯一の俺の親友だからな
もう一人の俺は少し何かを考えた後、口を開く。
「…少し昔話をしよう…」
その言葉と同時に真っ暗だった世界に景色が入った。
そこはまるで時代劇などで出て来そうな町並みの風景だった。
そんな夜の町に4人の人たちが立っていた。
短髪の黒髪で金冠を着けた玄武。
白い長髪の髪を夜風に靡かせた白虎
大ガマを背に、水色の髪が月明かりで銀色に見える青龍
そして…赤い瞳、赤い髪、赤い翼を持つ…朱雀
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