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「そういう答えをだすか…面白いな…
じゃ、もう一つ。語られなかった事実をやる…
神は人間の空想が現実化したものだ…
じゃ…鬼はなんだと思う?」
鬼?
「なぜ鬼は生まれたと思う?
俺はあいつを失ってからこれをずっと考えていた。
そしてそれが分かり、鬼を封印した」
え?四神は鬼神を倒しきれなくて、それで命をかけて封印したんじゃないのかよ…
俺はそこで聞いた話と食い違うことに気づく。
もう一人の俺は黙って首を振った。
「それは俺たちがいれた偽の記憶だ…
本当はそうじゃない…俺たちは鬼を倒しても意味が無いという事にきづいたんだ…」
意味が…ない?
「あぁ…鬼は人間の憎しみが生み出すのさ…」
!!
その言葉を聞いたのを同時にして体が温かい何かに包まれていくのがわかった。
っ?何…
「もう時間のようだ…
お前のガーディアンが強制的にお前を引き出そうとしてるようだ…
話しは終わりだ、もう起きてやれ」
もう一人の俺は微笑み俺を力強く押す。
その瞬間、強制的に何かに引かれるように俺は光に導かれて行った。
俺はそれに逆らうことなく体を反転させ、自分で光に向かってあるく。
だけどその時頭に残っていたのはもう一人の俺が言った鬼の誕生だった。
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