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結局あれこれ考えてるうちに、頭の上から規則正しい寝息が聞こえてくる。
…えっ?
まさか…、
もう寝た…?
……………、
んっ?
ちょっと待って、
私まんまと水嶋君にのせられてない…?
きっと、ああ言えば私が大人しくなる事わかってたんだ。
5つも年下に手の平でいいように転がされて、どうすんのよっ。
一体何者よっ、水嶋卓也っっ。
……それにしても、
寝るの早すぎじゃない…?
もしかして、本当に寝不足だったのかな…。
だけど…、
これじゃ…、私が水嶋君と会う度に寝不足になっちゃうよ…。
だって…こんな身動きもとれない状況で寝れるわけないし…。
……………
……
…とか言いつつ寝たんだな私。
自分で思ってるより図太いのかも…。
はは。何かうける。
「…何1人で笑ってんですか?」
んっ?
顔を上げるといつの間にか起きいる水嶋君が、私の顔を覗き込むように見ていてばっちり目があった。
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