2 受け入れた夜

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今まで感じた事のない快感に震える体と心。 汗ばむ肌と弾む息…。 水嶋君のもたらす刺激に…自分が自分じゃなくなるような気がした。 「……あぁ……や…ぁ…だ…。」 …せめてもの抵抗の言葉。 「“いい”の間違いじゃない? そんな顔しといて嫌はないでしょ。 体は俺のこと、欲しがってるように見えるけど。 それに、俺言ったよね…? 口で嫌って言ってもやめてあげないって。」 「あぁっ。」 水嶋君はさっきより一層強く私を突き上げた。 …水嶋君の手も、唇も、舌も、私を最初から最後まで乱し続けた。 それだけじゃない…。 「もっと…声聞かせてよ。」 って言うその低い声も、 余裕そうな表情の中に一瞬だけ見せる…切なげな表情も、 私を見下ろす眼差しも、 全部…全部…私を翻弄して、狂わせた。 .
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