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「からかってごめんなさい。」
「…別にいいよ…もう。」
素直に謝るなんて珍しいから、つい許してしまうバカな私…。
「だけど、俺の言った事本当だったでしょ?」
水嶋君の言った事…?
「俺達体の相性すごくいいって…。やってる最中“もっと”って思ったでしょ?」
はっ?
何て恥ずかしい事言うのっ?
「あっ…、んンッ…。」
背中に水嶋君の舌の感触が広がる…。
それだけで…敏感になった体は、また熱を持ち始めてしまう。
頭では否定しても、体は水嶋君の言葉を肯定するように、また快感を欲しがり疼き出す…。
「あらためて、これからよろしくね…工藤さん。」
…返事の変わりに、水嶋君に熱くなった体を素直に預けた。
私は…この夜…、
水嶋君を…、この関係を、
…自分の意思で受け入れた。
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