3 期間限定

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視界に広がった黒の正体は水嶋君が着てた黒のパーカー。 ってか、 ちょっと、 密着しすぎじゃない? 何とか離れてみようとしたけど、がっちり抱きしめられてるせいで全然びくともしない。 はぁー。 起きるまで待つしかないか…。 ……でも、 温かいなぁ。 …こんなふうに誰かに抱きしめられながら目を覚ますなんて、一体いつぶりだろ。 ……抱きしめられるのってこんなに温かいんだっけ? はは。もう忘れるぐらい前か。 前の彼氏とは一緒に寝ることはあっても、こんなに密着して…なんて事なかったし。 またチラッと視線を寝ている水嶋君に向ける。 綺麗な寝顔に少し見とれてしまう。 寝顔まで完璧なのかと少し呆れた反面…、 昨日私この人と……、 そう思うと脈が少し早くなっている気がする。 …気持ちよさそうに寝ちゃってさ。 一体何考えてんだか…。 昨日だって結局、私振り回されっぱなしだったし。 .
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