Ⅱ shock

14/14
前へ
/100ページ
次へ
  お祭りが終わる頃には、慣れない下駄のせいで、足がジンジンしていた。 亜美に「おやすみ」を言って、家に帰り、浴衣を脱いでバスルームに向かった。 シャワーを浴びながら、理貴のことを考えて‥。 伝えたくても伝えることの出来ない勇気の無さに、歯がゆいキモチになる。 仮に、告白したとしても、茜先輩と付き合ってるなら、結果が玉砕なことは目に見えてるワケで‥。 「魔法が使えたらなァ‥。」 なんて、不可能なことを望んで、その夜は、一人で凹んでいた。  
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

362人が本棚に入れています
本棚に追加