Ⅲ love potion

1/14
前へ
/100ページ
次へ

Ⅲ love potion

  翌日は、朝から部活だった。 ママの影響で、あたしは華道部に入っている。 アレンジメントフラワーの基本は、やっぱ華道だから‥。 基礎をしっかり身に付けて、いつかは、ママみたくプロのコーディネーターになりたい。 それがあたしの夢だってことは、まだ、ママには秘密だけど‥。 パパにだけ、こっそり打ち明けてる。 お昼前に部活を終えて、帰宅した時だった。 玄関ポーチの門の前に、派手な服を着た男の人が立っていた。 ─ 誰だろ‥? あたしは、恐る恐るマンションの廊下を家に向かって歩いた。  
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

362人が本棚に入れています
本棚に追加