哀しい眼

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 「えっ!?ハタチ?高校生かと思っちゃった…」  私は驚いてつい本音が出た。  「よくゆわれますぅ。」  「…。」  なんなんだろう。この落ち着きのなさ?ゆるさ?こんな人初めてだなぁ…。  「…というわけで、夜のシメとかは俺が教えるけど、ランチ~ディナータイムのことは星崎さんが教えてやってよ。」  私は店長に教育係を命じられた。  「あ、はい。わかりました。市原くん、今日少し時間大丈夫?」  市原はこくんと頷く。  「じゃあ、今日は牧野さんが4時に上がるから、それまでに店の概要と仕事内容を説明しますね。」  私達は店長と牧野さんを店に残して事務所に向かった。
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