僕のお姫様は悲劇のヒロインだ

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/ミサは再び、文庫本に視線を落とす。それに近付くヒロ ヒロ 「はい、ココア」 /マグカップを置き ミサ 「あら、ありがとう」 /微笑み ヒロ 「少し熱いから気をつけて」 ミサ 「ちゃんと冷ましてから飲むわよ…まったく…口が減らないんだから」 ヒロ 「ごめんごめん。でも、口が減らないのはミサゆずりかな」/苦笑して ミサ 「それ、どういうことかしら~?」 /わざとらしく、おちゃらけて ヒロ 「うーん?どういうことって…ほら、そういうことだよ、うん」/真面目ぶって ミサ 「ふふっ、まあいいわ」 /♪でもつきそうに ヒロ 「ていうか、そんな悠長にしてていいのかー?来週からテストだってのに」
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