僕のお姫様は悲劇のヒロインだ

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ミサ 「いいのよヒロと違ってあたし、頭いいもの」 /にこやかに ヒロ 「…直球投げられた気分。せめてオブラートに包むとかしようぜ…」 ミサ 「あら、何でかしら?」 ヒロ 「わかった、そこまで言うなら一つ考えがある。ミサには僕のノートは絶対に貸さねぇ」 ミサ 「却下。貸しなさい」 /上から目線 ヒロ 「こんのナルシスト!未だにミサのナルシズム理解できないわ…」 ミサ 「事実は事実よ、さあ貸しなさい」 /にこっ ヒロ 「はいはい、ミサは美人で頭良くて美人で頭よくて美人だからな、否定はしねぇよ。持ってけドロボー…」 ミサ 「ふふ、ありがとう。ヒロの字は読みやすくて助かるのよ」 ヒロ 「ふーん?いくらミサが天才でもこのノート無しでは試験は切り抜けられない、と」 /にやにや ミサ 「そ、そんなことは言ってないじゃない」 /顔を真っ赤にして ヒロ 「さあ?どうだろう?」 /クスクス笑って ミサ 「…ヒロの馬鹿。もう知らない!」 /拗ねて ヒロ 「冗談だよ、ミサ」 /優しく
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