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カ「タグ、今日うさぎを助けたんだって?」
タ「うん、ま~ね☆」
カ「凄いよね、タグの予知能力は…羨ましいよ(笑)」
タ「何言ってんだよ…カイフェにだって良い能力があるじゃないか。」
カ「僕にそんな能力が…?ねぇ~どんな能力?」
タ「人の事を思いやれる能力さ☆」
カ「それは能力って言わないんじゃ…」
タ「そうかな?俺はカイフェのおかげで孤独から救われたよ…」
カ「タグ…」
タ「俺は誰にも助けてもらえなかった。親にさえ…それでもカイフェは俺なんかに声をかけてくれた。俺は心の底から嬉しかったよ…そしてそれは誰にでも出来る事じゃない。ありがとう、カイフェ(笑)」
タグマは生まれて初めて笑った。
今日、感謝の気持ちと笑うという感情をタグマは初めて知ったのだ。
カ「初めて笑ったね☆それが笑顔だよ(笑)」
タ「いいもんだな(笑)」
カ「そうだね☆」
タ「俺はカイフェが羨ましいよ☆俺にもそんな能力があればな…」
カ「いいんだよ…タグはタグで☆」
タ「えっ?」
カ「悪い所があれば補え合えばいい、良い所は尊重すればいい。助け合っていくのが友達であり、仲間なんだ。」
タ「仲間…か…」
タグマはこの日、仲間の意味を知った。
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