166人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は病室にすぐに行った。涙は眠っていた。俺は椅子に腰かけて、涙の髪に触った。
涙の髪はふわふわしている。ハニーブラウンの綺麗な髪だ。
「…ぅん…おにぃ…ちゃん?」
涙が目を覚ました。目をこすって、ゆっくり起き上がった。
「…さっきはごめんな。退屈だった?」
涙はまだ寝ぼけているようで、コクンと頷いた。
「よし、じゃあ良いニュースを涙に教えるよ。」
何?という顔で涙は聞いてきた。
「本当に良いニュースなの?」
俺は頷いた。そして、来週退院できることを話した。
最初のコメントを投稿しよう!