451人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日は三人で京巡りなんでしょ?」
『うん!未来じゃ味わえない感動を見てきます!』(・ω・´)キリッ
「楽しんできてね~」
手をひらひらさせながら言う総ちゃんの瞳は‥‥明らかに敵意を示している目だった
――あ‥またこの目だ‥
初めてここに来たときの目、それは敵意と殺意しかなかった‥。
変に気づいていると思わせたら、それこそ危険‥だよね。
いつも通り普通に!
『あ、千鶴ちゃんの手伝いしてくるねー』
「大丈夫なのか?」
『今日は体調いいからさっ!』
「そっか気を付けろよー」
お母さんか!って感じなぐらい過保護‥と言うかなんと言うか‥‥
『ちっづぴょーん!手伝うよ!』
「あ‥おはよう千璃ちゃん、でももう運ぶだけだから平気だよ」
『そー?じゃあ運ぶよ』
「うん、じゃあお願い」
もやもやな気持ちを胸に抱えたまま
私は京巡りに出発した
「さてと、時間はたっぷりあるんだ!好きな所から回ろうぜ!」
『じゃあまずは‥‥清水寺!いっちゃいましょー!』
――いろいろと悩み事はあるけど‥‥
――今日はめいいっぱい楽しまないと!
最初のコメントを投稿しよう!