その13

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「うお!?―――い、今ので撮れたのか?」 『もっちろん!!ほら』 「‥‥‥‥(゚Д゚)」 『ふふっ‥‥‥これで大切な宝物が増えた!!ありがとう二人ともっ』 嬉しさのあまり私は思わず二人に飛び付いてしまい‥‥ 「うお!―――って~いきなり来んなよ危ねぇな!!」 『あたたた‥‥ごめんごめん』 転んでしまう、当たり前だよねーあははww 『あれ左之さんは?』 「俺の下」 『‥‥てへぺろ☆』 「うっわぶっ飛ばしてー!!今すぐこいつぶっ飛ばして楽になりたい!!いや楽にさせたい!!」 『ひど!!そこまで言わなくていいじゃんかー』 「お前が元凶だろうがコノヤロー」 『だからごめんってー』 「ったくしょうがね‥‥って何で千璃泣いてんだよ!?え、あわ‥っとごめんって!!」 『あ、れ?なんだろ‥涙が‥‥っ‥』 「ごごごごごごめん!!冗談だよ冗談!!」 違う‥‥平助のせいとかじゃなくて‥ 『なんか‥あと1ヶ月で‥‥っ‥この楽しい時間‥も‥‥終わっちゃうのかなって‥思った‥ら‥‥ふえっ‥』 「千璃‥‥‥‥」 ギュッ―― 平助の腕は私を包み込んでいた、優しく‥とても優しく 『へ‥すけ‥‥?』 「泣くなよ千璃‥‥離れても‥俺達は仲間だろ?いくら何年も会えなくても俺達は‥俺は絶対お前の事を忘れない、絶対にだぞ? だから‥‥泣くなって‥な?お前に泣かれると俺すっげー辛いんだからよ‥」 『う‥ん‥』 「よし‥いい子だ‥‥‥‥」 そう言って平助は私の頭を撫でてくる、いつも左之さんやぱっちと一緒に居るからあんま気づかないけど 平助ってやっぱ年上で、男の子じゃなくて男の人‥‥なんだなぁ 「あ、なんかついてるぞ‥ちょっと目つぶれ」 『こ‥こう?』 ギュッと目をつむる
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