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「頭が良いって役に立つんだな」
俺は呟いて フェンスへ向かう。
ボロボロになったフェンスは簡単に飛び越えられそうだった。
好きになって貰えないのなら
――――やり直せばいいんだ。
男同士が恥ずかしいなら
――――女に生まれ変わるから。
フェンスを飛び越えれば 足早はほとんど無く
いつ落ちてもおかしくない。
落ちれば命は無くなってしまうような
そんな場所に俺はいた。
「生まれ変わったら お前のそばにずっといたいな…」
最後に言葉を残し,宙へと体を投げ出した。
[俺がなんとかするまで]
(俺が生まれ変わったら
俺を受け入れてくれるか?)
(大好きだから, ちょっとの間さようなら)
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