さよなら 番外編

土曜日

「「着いた(ぁ)」」

歩く事30分。
ようやくデパートに着いた。
結構疲れちゃった。

「雪ぃ、疲れてなぁい？」
「ちょっと疲れた･･･。
休憩しない？」
「うーん･･･そうだねぇ。
僕もぉちょっと疲れたしぃ、
あそこのアイスでも食べるぅ？」
「アイス！？食べる！」

「ん～美味しい♪」
「本当アイス好きだねぇ。
もうちょっとしたら行こっかぁ。時間かかるだろうしぃ」
「ん」
僕は苺味、澪はミックス味にした。
アイス大好きなんだよね。
アイスも食べ終わった事だし
いざ出陣！
と思ったけど休日だし人が多い。

「雪ぃ、こっち空いてるよぉ」
「人多いね。あっ！本当だ。
早く見よ♪」

「これ可愛ぁい」
「これいいね」
「僕ぅ、これとこれとこれにするぅ」
「んじゃ僕はこれとこれにする」「レジ行くぅ？」
「うん」
澪の購入品は長Ｔシャツ、穴空きズボン、ネックレス。
全部可愛い系。
僕の購入品は長Ｔシャツとジーパン。
澪とまた似た感じになっちゃった。

「似た感じだねぇ。
スーパー行くぅ？
早めに行った方がぁ、
混まないかもよぉ？」
「そうだね。行こっか」
澪は口に出さないけど人混みが
嫌いみたい。
今も眉間に皺がよってる。
機嫌いい内に付き合ってもらお。

「ねぇねぇ？君達！
かぁわいいね！どこ行くの？」

((また?))
澪と出かけると必ず声をかけられる。
「ごめんねぇ？急いでんだぁ」
「声まで可愛い！いいじゃん！
ちょっとだけだし！ねっ？」
今回はしつこいみたい。
「ごめんなさい。僕達急いでんです。
のいて下さい」
「君のが可愛いね。
怖がらないでおいでよ」
「うっぜぇんだよ！どっか行け！」
しつこい相手には澪が必ずキレる。口悪いよね。

「「性格ブース！」」

「むかつく奴だったねぇ。
着いたよぉ」
「澪、ありがとね。
早速だけどこっち」