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ずっと無言の愁。
なんか不安だし、歩くの早い。
だから思い切って
手を繋いでいいか
聞いてみたら顔が茹でタコ
見たいになってる。
・・・ダメなのかな?
「あっ、お、おう」
変な日本語になってるけど、
了解貰ったし繋いじゃお。
「ありがと。はい」
「あ、う、は、はい」
・・・緊張してんのかな?
よくわかんないけど、
そういえば、今日の予定聞いてないなあ。
「これからどこ行くの?」
「あー、とりあえず、
雪が見たいって言ってた・・・
バイオ○ザード4見に行く」
「やった!凄い楽しみ!」
「良かった。・・・何か買う?」
「んーと、メロンソーダと
ポップコーンで」
「んじゃ、俺はビールと
ホットドッグ(笑)」
「ビールだめ(笑)」
「冗談だって(笑)
ジンジャーエールにするわ」
・・・今の笑顔反則だから。
フニャとしてとろけそうな顔してた。
でも、嬉しいな。
ずっと楽しみにしてた映画だし、と、隣に入れるし///
手、繋いで驚かそうかな?
「着いた。頼もっか」
「うん。
あれ、でもチケット買わなくちゃ・・・」
「買っといた。行こう」
「えっ!?ありがとう!」
「どう致しまして。
あっ、ジンジャーエールとホットドッグ、
ポップコーンとメロンソーダで」
「畏まりました。少々お待ち下さいませ」
「はい。もう始まるってさ」
「3Dらしいね!」
「ゾンビ全部出てきたりして(笑)」
「も、もう!全部は出ないよ!」「ははは。嘘だって。
Dの65、66だって」
「あっ、うん」
「こけないようにな。ほら」
「ありがと///」
さりげない優しさも好き。
と、隣同士ってなんか余計に
緊張しちゃう。集中しなきゃ!
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