第一球 天才誕生

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クックックッ(笑) あいつはあれから20球ほどファールで粘ってる。 まぁ俺様がなんとかバットに当てれるぐらいの球を 調節して投げてるんだけどね(笑) 俺様は『打てるかも』『まだチャンスはある』 そー思って希望に満ちあふれた目にさせてから 地獄のドン底まで突き落とす 試合終了の時には 皆、目に光なんてないような 『自分の今まで努力なんて才能には適わない………。』 そー思わせるような そんなピッチングがだーい好きなんだ(笑) ……こんな俺様ってS(笑)? まぁいいや! そろそろ飽きてきたし…もう終わりにすっか! 「おい!もうそろそろ終わりにするわ。 なかなか楽しかったぜ! お前、他の奴らより全然才能あるよ(笑) まっ俺様ほどじゃないけど(笑)」 「御託はいい。早く投げろ。」 「クックック(笑)まぁ次の一球で絶望しやがれ。 ……言っとくが、初球の球もまだまだ全力じゃねーぜ?」 「…………」 ククッ(笑) 集中するフリしたって 動揺が隠しきれてねーぜ(笑) 『さっ!チェックメイトだ。』
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